84 Charing cross road/アメリカ 1986年
英文学の古書好きのニューヨークの女流作家と
ロンドンの古本屋の店主の手紙のやりとり
実話だそうで
その女性が後日原作となる往復書簡集を執筆したのだそうです
タイトルにあるチャーリングクロス街は
ロンドンの古本屋街なんですって
発注と発送の際に添えられる手紙
今回送ってもらった本はとっても素敵だった~とか
なんじゃあ!このヒドイ本はぁ!!とか
あなたが好きそうな本みつけたんだけど送りましょうかとか・・・
ニューヨーク女性のお転婆なカラっとしたユーモアと
それを楽しみながら受けとめるロンドンの本屋さんの
英国紳士的なようすの対比がおもしろい
アン・バンクロフトとアンソニー・ホプキンス
ジュディ・デンチもでてるし名優揃いです(みなさんお若い!)
第二次大戦後まもない頃のおはなしで
英国の食糧難を思ってお世話になっている本屋のみなさんへと
缶詰などを送ってあげるエピソードとか
エリザベス女王の戴冠式のことなどが出てきて楽しかった
送られてきた缶詰に古本屋のみんなが目を輝かすシーンや
「お茶のない生活なんて考えられないよ」といいながら
シュンシュン沸いているお湯で紅茶を淹れるシーンが
温かくて好きだなあ