2014年11月22日土曜日

のんだくれ人生








         Lush life/Johnny Hartman&John Coltrane



                 Lush lifeとは飲んだくれ人生という意味だとか


               


           ボクをあっさり捨てた君に対しての復讐として

               
         「この場末の酒場で飲んだくれて
      いまもボクの心に棲む君を
     酒のチカラで抹殺して
     そして自分も朽ち果ててしまいたい」
                
                 



           





                 ・・・ のだそうです

     明るく楽しい呑んだくれではありませんね




    ジャズスタンダード屈指のネガティブなバラードだとおもいます     
               

                

    作詞作曲をしたビリー・ストレイホーンは

    当時まだ10代だったんですって
                
    早熟の天才だからなのか
    或いはその年齢だからこそ照れもせずに描ける世界だったのか
              

    でもどっちにしろ                
    お母さんだったら
   「ウチの子ちょっとだいじょうぶかしら」
    って心配しちゃうね
                
   







2014年11月9日日曜日

チャーリングクロス街84番地





                               
                                 84 Charing cross road/アメリカ 1986年

               
         英文学の古書好きのニューヨークの女流作家と
         ロンドンの古本屋の店主の手紙のやりとり
              
         実話だそうで
         その女性が後日原作となる往復書簡集を執筆したのだそうです
 

         タイトルにあるチャーリングクロス街は
         ロンドンの古本屋街なんですって 




         発注と発送の際に添えられる手紙
                
          今回送ってもらった本はとっても素敵だった~とか
          なんじゃあ!このヒドイ本はぁ!!とか
          あなたが好きそうな本みつけたんだけど送りましょうかとか・・・

          ニューヨーク女性のお転婆なカラっとしたユーモアと
          それを楽しみながら受けとめるロンドンの本屋さんの
          英国紳士的なようすの対比がおもしろい

          アン・バンクロフトとアンソニー・ホプキンス
         ジュディ・デンチもでてるし名優揃いです(みなさんお若い!)

         第二次大戦後まもない頃のおはなしで
         英国の食糧難を思ってお世話になっている本屋のみなさんへと
         缶詰などを送ってあげるエピソードとか
         エリザベス女王の戴冠式のことなどが出てきて楽しかった

         送られてきた缶詰に古本屋のみんなが目を輝かすシーンや
        「お茶のない生活なんて考えられないよ」といいながら
         シュンシュン沸いているお湯で紅茶を淹れるシーンが
         温かくて好きだなあ