2022年5月28日土曜日

辮髪のシャーロック・ホームズ

こんにちは~ 

久しぶりに音楽活動以外のお話を…


香港に行きたしと思えども 香港はあまりに遠し 涙


などと思い続けるここ数年。

日本語版がはやく出ればいいのにと待ち望んでいた


『辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿』

      莫理斯(トレヴァー・モリス)著 舩山むつみ訳


が発売されました。ヤッター





コナン・ドイルの原作を読んだことがなく

ジェレミー・ブレッド演じるドラマや

『SHERLOCK』や『Elementary』のような

現代版にアレンジしたものなど

映像でしかシャーロック・ホームズを知りませんが

読んでいてとても楽しい作品でした。

作風を模倣したものを

パスティーシュと呼ぶこともはじめて知りましたよ。


香港モノを読むとき必携の

細かい地図帳『香港街道地方指南』を

傍らにおいて

出てきた地名をさがしながら



ワトソンにあたる、漢方医の華笙(ホアション)の

働いていた漢方薬局が

中環の『石板街』にあるのを想像したり...

ロンドンの『221B Baker Street 』ならぬ

香港の『荷李活道貳佰貳拾號乙』は

旅行時の宿泊先のすぐ近くだったので親近感が持てました。

とは言っても  清朝の時代の話なのですけどね。


映画化したときのキャスティングを

つい考えてしまうのですが


ホームズに当たる

天才探偵  福邇(フーアル)はアンディ・ラウ


ワトソンにあたる

武闘派漢方医  華笙(ホアション)はドニー・イェン


ホームズ兄マイクロフトにあたる

清国の密偵組織の長

福邁(フーマイ)大人はレオン・カーフェイかサイモン・ヤムかしら?


と迷ったところで

ちょっとこれ平均年齢高すぎる?と思った次第であります。

(もちろん皆さん若々しいですが...)