ふし~ぎな映像とともに
この「踊る蛇」という歌は
むかしフランスにボードレールという大詩人がいて
その人の詩にゲンズブールが曲をつけたそうな
ボードレールさんも相当な放蕩者だったらしくて
この詩からもそれは何となくうかがいしれまして
ゲンさんの好みっぽいです
ボードレールが当時つきあっていた女性を描いた詩だそうで
「優しさも辛さもなにもあらわさない
金と鉄が混ざり合った珠のような瞳」
をしていて
「そのなげやりに拍子をとりながら
優雅に歩く姿は杖の先で踊る蛇のよう」
なんですって
ヘビですか~
さすが仔猫とか仔鹿とか甘ったるいことはおっしゃらな
いのですね
にこりともせず 空虚でありながら
強烈な磁力をもった女性が浮かびあがります
そんな素敵な蛇女の佇まいを
柱に隠れながら遠巻きにながめてみたいものですわ
西洋のひとは爬虫類好きなのかな
いろんなデザインのモチーフにもよく使われているし
ヘビ~!?ギャーッ!!
ってものでもないのかしら?