京都慕情/武田カオリ
秋の京都には長い間訪れていません
外国からの観光客もいっそう増えて
様子は変わっているのでしょうか
先月なにげなく視たNHK-BSの
「京都人の密やかな愉しみ」は
お盆頃にやっていたものの再放送のようでした
イングランド出身の大学教授の眼をとおして語られる京都
お隣の老舗和菓子屋の若女将とその母の生活と佇まいの美しさや 昔からの言い伝えや作法が描かれた
いくつものエピソードドラマは
おとぎ話をみているかのようでした
そしてエンディングはきわめつけのこの歌
京都慕情
作曲したのはThe Ventures
彼らの演奏には
外国人が思い描く日本情緒ってこんなかんじなのかしら
と思わせるような原色の艶めきがあって楽しい
この番組の終わりにさりげなく流れる演奏は
空の色、風の匂い、水の音・・・
日本の昔からの夕暮れの風景を掌のなかにもっている者ならではの
叙情をかんじさせてくれます
どっちも素敵